いや、職務経歴書ですよ。これ、本当に大事なんですよ。採用側にいた時期が5年以上あるんですけど、何百人の職務経歴書を見てきた身として言わせてもらうと、「ここで90%決まる」って言っても過言じゃない。良い職務経歴書は「あ、この人に会いたい」って思わせるし、ダメな職務経歴書は、どんな優秀な人でも書類で落とされちゃう。実際、1人当たり3〜5分で判断するんですけど、その短時間で「あ、これはダメだ」ってわかっちゃうんですよ。

で、転職活動するときって、ほとんどの人が転職エージェントに頼って職務経歴書をブラッシュアップしてもらうんですよね。それ自体は悪くないんだけど...正直、エージェントって「テンプレート的」なアドバイスしかできない人が多いんですよ。「実績を数字で書きましょう」「成果を定量的に」「アクションと結果を明確に」みたいな。それ自体は間違ってないんだけど、「なぜそう書くべきなのか」という根本的な理由を説明できるエージェントは少ないんですよね。

でも、本を読むと「あ、職務経歴書ってこういう思想で書くものなんだ」って、根本的な理解が変わるんです。採用側の心理が分かるようになる。その結果、テンプレートに頼らず、自分だけの「説得力ある」職務経歴書が書けるようになるんですよ。

『転職の思考法』の「職務経歴書編」は必読

というか、この本ですよ。北野唯我さんが書いた『転職の思考法』の中に「職務経歴書の書き方」の章があるんですけど、これ採用側の思考をこれ以上ないくらい明確に書いてるんです。マッキンゼーで何千人の転職サポートをした経験から、本質を抽出してるんですよね。

何が素晴らしいかって、採用側が「何を見ているのか」を言語化してくれるんですよ。履歴書は「あなたは誰ですか」という質問に答える書類。職務経歴書は「あなたは何ができるのか」と「あなたはなぜこの会社に来たいのか」という2つの質問に答える書類。この違い、分かってる人は本当に少ないんです。

多くの人は職務経歴書に「やった仕事」をダラダラ書いてるんですよ。「2015年4月、営業部に配属。顧客管理システムを導入しました。その後、営業成績が前年比110%になりました。その後...」みたいに。でも採用側が知りたいのは「過去の仕事の並列」じゃなくて「その仕事から何を学んで、どんなスキルが身についたのか」「それが次の仕事にどう活きたのか」なんですよ。つまり「成長の物語」なんです。

採用側として面接してて思うのは、「実績の数字」は履歴書に書いてあるんで、面接で聞かなくてもわかるんですよ。でも「その仕事から何を学んだのか」は、職務経歴書に書いてなきゃわからないんです。「売上100万円達成」という数字より「売上達成のプロセスで、顧客分析の視点を磨いた。その結果、次の新規営業では顧客セグメンテーションで成功につなげた」という「学びのプロセス」の方が、採用側は評価するんですよ。

この本では「職務経歴書は『自分の成長物語』として書きなさい」って言ってるんですよ。いや、本当にそれ。採用側は「この人が入社してうちの会社でどう成長するか」「どんな経験を積んできたから、今後どう活躍するか」を想像したいんです。だから、過去のキャリアを「自分がどう成長した物語」として語ることができれば、採用側の心に刺さる職務経歴書になるんですよね。

実際、この本を読んでから職務経歴書を作った候補者さんと、読まずにエージェント任せにした候補者さんの違いは面接で一瞬で見えるんです。「自分の成長物語」を語ることができる人は、面接での質問にも「自分なりの考え」で答えるんですよ。

『採用側が教える書類選考の裏側』で「見られ方」を知る

で、もう1冊おすすめなのが、採用側の視点で「何を見て、何で落とすのか」を書いた本です。採用担当者が実際に経験した「なぜこの応募者は落とされたのか」という話を書いた本ですね。

これらの本を読むと、本当の意味で「採用側の心理」が分かります。例えば、「同じ実績を書いてる2人の応募者がいるとき、どっちを選ぶのか」って話なんですけど、実は「何を学んだのか」「それがこの企業の課題解決にどう役立つのか」という『つながり』を書いてる人の方が選ばれるんです。

採用担当として、私たちが書類を見てる時間って、実は1人当たり3〜5分なんですよ。その短い時間の中で「この人とうちの会社がマッチしてるか」「この人は入社後に成長するか」を判断する。だから、職務経歴書には「起承転結」的な流れが本当に大事なんです。ダラダラ書いた職務歴は、その短い時間では読み切れない。「結局この人は何ができるの?」ってわからないまま落ちちゃう。

本を読むと、そういう「採用側の現実」が分かるんですよ。制限時間が短いから、『大事なことは最初の3行に全部詰める』という原則が生まれるんです。最初の3行で「この人は〇〇という経験で、△△というスキルを身につけた人だ」ってわかることが、書類選考を突破する必須条件なんですよ。その結果、職務経歴書の書き方が根本的に変わるんですよね。

ちょっと意外な視点として「ストーリーとしての競争戦略」という本があるんですけど、これは経営戦略の本なんですが、職務経歴書にも応用できるんですよ。つまり「あなたという人間の競争優位性は何か」「他の候補者と比べて、あなただけが持ってるものは何か」「それはどこから来たのか」という『ストーリー』を職務経歴書に織り込むと、ものすごく説得力が増すんですよね。

採用担当が実際に見た「NG例」と「OK例」

採用側として何百枚も見てきた職務経歴書の中で、「これはダメだな」と「これはいいな」という例を挙げてみますね。

NG例:「並列的キャリア」
「2015年4月〜2018年3月:営業部で新規営業。成績は前年比110%達成
2018年4月〜2020年3月:企画部で新商品企画。5つの新商品を企画
2020年4月〜現在:マネジメント。チームマネジメントで人材育成に注力」
このように「やった仕事」を時系列で並べてるだけですね。読んでも「で、この人は何ができるの?」ってわかりません。

OK例:「成長物語型」
「営業で『顧客ニーズをどう引き出すか』という思考を磨きました。その経験を活かして企画部では『顧客のペインポイントを起点とした新商品開発』に取り組み、市場調査→企画→上市まで一気通貫で成功させました。この過程で『組織横断的に人を巻き込む力』が磨かれ、その後マネジメント職では『組織全体の目標に向けて、個人の成長と組織の成長をバランスさせるマネジメント』を実践しています。」
このように「各段階で何を学んだ、その学びがどう次の段階に活きたか」という流れを書くと、採用側は「あ、この人は経験から学んで、常に成長してる人だ」って見えるんですよ。

採用側の私たちは「3〜5分の中で『あ、この人に会いたい』って思わせる職務経歴書」を見ると、もう決めちゃうんですよ。その差は「数字の有無」じゃなくて「ストーリーの有無」なんですよね。

転職エージェント対転職本 どちらが先?

でね、私が本気で言いたいのはこれですよ。職務経歴書を作るときは「転職エージェントに頼る前に、本を読んで自分なりの骨子を作った方がいい」ってことなんですよ。

多くの人は順序を逆にしちゃうんです。「転職エージェントに登録」→「エージェントが職務経歴書を代わりに作ってくれる」→「修正案をもらう」→「それで応募する」。でもこの流れだと、結局テンプレート的になっちゃうんですよ。エージェントは何百人もの候補者を見てるから「これが型」みたいな書き方をするんですよね。

本来の流れは「本を読んで、職務経歴書の『なぜ』を理解する」→「自分で骨子を作る」→「エージェントに『ここを改善したい』と相談する」。この順序だと、職務経歴書が本当に『自分の言葉』になるんです。採用側は「自分の言葉で書かれた職務経歴書」と「テンプレート的な職務経歴書」の違いは一瞬で見えます。『自分の言葉版』は面接での説得力も全然違うんですよ。

実際、転職本を読んでから職務経歴書を作った候補者さんは、面接での話のポイントが「職務経歴書の流れ」と同じなんです。つまり「一貫性」がある。でも、エージェント任せの人は「あ、これエージェントに書いてもらったんだな」ってわかっちゃうんですよね。面接での説得力が全然違う。

特にワーママの場合、「育休というキャリアの断絶」をどう職務経歴書に書くかが重要なんですよ。「キャリアの空白」じゃなくて「親としての経験から学んだこと、働き方の再考」というストーリーに変えることができるかどうかで、採用側の評価が大きく変わるんです。そういう「自分特有の文脈」を職務経歴書に織り込むことができるのは、本を読んで「自分で骨子を作った人」なんですよね。

みぃ自身の職務経歴書の変化

実は、私も育休に入る前と後で、職務経歴書の書き方が大きく変わりました。

育休前は「採用担当として◎年経験、■■件の採用実績」みたいに「数字」を並べてたんですよ。でも育休中に転職本を読んで「あ、これって『成長物語』として書き直した方が採用側の心に刺さるな」って気づいたんです。

育休後に書き直した版では「採用実績の中で『採用基準の再定義』『選考面接のプロセス改善』という経験を通じて『人の可能性を見極める視点』を磨いた。その経験は『ワーママの働き方の多様性を理解する』という視点にもつながり、採用判断の精度を上げることができた」という流れにしたんですよ。

その結果、今回の転職活動では「採用側の視点を持ったワーママ」という独自のポジションが見えやすくなって、面接もスムーズになったんですよね。

育休中だからこそ、これを読む時間がある

育休中って、時間の使い方をしっかり考える機会なんです。転職活動を始める前に、これらの本を読んで「採用側の思考」を理解しておく。その後で職務経歴書を作ると、クオリティが段違いになるんですよ。

双子の育児をしながら転職活動をしてて、本当に良かったなって思うのは「転職本を先に読んだ」ってことなんです。時間がないからこそ、エージェント任せにせず「採用側の心理を理解して、最短ルートで職務経歴書を完成させることができた」んですよ。

採用担当として、職務経歴書で「あ、この人すごい」って思う人の共通点は「自分の成長物語がちゃんと書かれてる」ということなんです。それって、本を読んで「採用側の思考」を理解した人だから書けるんですよ。

もし今、育休中で「そろそろ転職活動を始めようかな」って思ってるなら、まずは転職本を読んでください。「職務経歴書の書き方」に関する章がある本を。その後で職務経歴書を作ると、採用側の心に刺さる書類が作れます。採用側の視点を持ったみぃが、本気で言うんだから、信じてください(笑)。

📚 この記事で紹介した本(楽天ブックス)

転職の思考法 🛒 Amazon →:北野唯我著。採用側の心理を理解した、職務経歴書の書き方が秀逸。

職務経歴書の書き方 🛒 Amazon →:フォーマットの具体例を交えた実践的な本。参考になる表現が満載。