採用担当してた時、毎日ほんとに大量の職務経歴書を見てるんです。数百人分、下手したら千人分以上。で、その中から「あ、この人、ぜひ会いたい」って思う人って、実はすごく少ないんですよね(笑)。

一般的には「平均的な職務経歴書」ってあるじゃないですか。テンプレート通りで、丁寧で、でも心に残らない。そういうのが大多数なんです。だから、その中から「あ、この人、ちょっと違うな」って思った職務経歴書の人のことって、めっちゃ覚えてるんですよ。いや、ほんとに。今でも思い出します。

で、この記事ではね、採用側として「え、これ?」と思った職務経歴書の特徴を、できるだけ具体的に書こうと思ってるんです。ワーママでも、そうじゃなくても参考になると思うので。

数値化された成果が圧倒的に違う

これ、ほんとに大事なんですけど。職務経歴書に「数字」が入ってるのと入ってないのでは、採用側の感じ方がぜんぜん違うんです。

例えばね、こういう2つのバージョンを比べてみてください。

NG例:
「営業部で契約を増やすための施策に取り組みました。既存顧客への提案を工夫して、売上改善に貢献しました。」

良い例:
「営業部で3年間、新規企業向け提案を担当。提案資料をテンプレート化し、平均提案時間を40分から15分に短縮。これにより月間提案件数を18件から40件に増加させ、同期間売上を前年比120%達成しました。」

同じ「営業で成果出しました」でも、2番目の方がぜんぜん違いますよね。採用側は「あ、この人は自分の成果を数字で説明できる人なんだ」「実務的で、自分の成果を客観視できる人なんだ」って思うんです。

ほんとね、「改善しました」「貢献しました」ってあいまいな表現より、「30%削減」「2倍に増加」みたいに数字が入ってると、それだけでめっちゃ説得力が増すんですよ。

会社・職種に合わせてカスタマイズされてる

で、もう一つ大事なのが「会社に合わせた職務経歴書を書いてるか」ってことなんです。

採用側としてね、職務経歴書を読むと「あ、これ、テンプレートのまんまだな」とか「他社にも同じの出してるんだろうな」ってなんとなくわかるんですよ。で、そういう人は「ごめんなさい」って思っちゃうんです。別に悪いわけじゃないんですけど、「この会社で働きたい」って熱意が感じられないんですよ。

一方で「あ、この人、うちの会社のこと調べて、自分の経験を合わせてきたな」って伝わる職務経歴書もあるんです。例えば、うちの会社が「マーケティング自動化」に力を入れてる会社だったら、経歴の中でも「自動化」「効率化」「データ分析」みたいなキーワードが出てくるんですよ。別に嘘じゃなくて、自分の経歴の中から「うちの会社に関連するプロジェクト」を選び出して、それを強調してるんです。

正直、そういう職務経歴書を見ると「あ、この人は自分のキャリアを俯瞰できてるな」「うちの会社での成功イメージが想像できる人だな」って思うんですよ。だから面接したくなるんです。

素直さ・謙虚さ・向上心が伝わる文章

これ、ほんと難しいんですけど、職務経歴書って「自分の成果をアピールする」ものなんですけど、その中に「素直さ」「謙虚さ」「向上心」が感じられるかどうかって、採用側からするとすごく見てるんです。

例えば、ある営業職の人の職務経歴書でね。「初年度は成績が悪かったが、先輩からのアドバイスを積極的に取り入れ、コーチングを受けるなかで改善し、2年目からは営業成績が上位10%に入るようになった」って書いてある人がいたんです。

これ、すごくないですか?「初年度は成績が悪かった」ってわざわざ書いてるんですよ。そして「先輩のアドバイスを積極的に取り入れた」「コーチングを受けた」って書いてある。つまり「素直に教えを受けて、改善できる人なんだ」「向上心がある人なんだ」って伝わるんです。

一方で「営業部で2年連続トップ売上を達成」みたいに、ずっと成功の話だけ書いてある職務経歴書もあるんですよ。でも採用側としては「え、失敗や挫折はないの?」「つまり、この環境では成功したけど、別の環境だったら?」って思っちゃうんです。

人事だからかもしれないけど、採用側って「この人、自分の失敗からどう学ぶか」「困った時に、素直に助言を求められるか」「新しい環境で柔軟に適応できるか」ってとこを見てるんですよ。成功の話より、「失敗からどう立ち直ったか」「困った時にどう対応したか」みたいな話の方が、採用側には説得力があるんです。

良い例と悪い例を対比

具体的に、もう少し詳しく説明してみますね。

NG例1:テンプレートのまま
「営業職として、営業活動を行いました。顧客満足度を高めるために、提案内容の工夫をしました。その結果、売上が増加しました。」

→ 採用側は「え、それだけ?」ってなります。数字がない、具体性がない。いつ、どこで、誰と、何をしたのか、何も伝わってこないんです。

NG例2:成功話だけ、謙虚さがない
「営業成績は常に部門内でトップ。私のマネジメント手法は業界で最先端です。社内で多くの人が私のやり方を見習っています。」

→ 採用側は「え、この人、謙虚さないな」「この会社でも、周囲との関係が上手くいくかな」って不安になるんです。成功してるのは素晴らしいけど、何か「自分は特別」感があって、別の環境での適応力が見えにくいんですよ。

良い例1:数字と具体性
「営業部で5年間、製造業向けソリューション営業を担当。初年度の成績は部門内で15位でしたが、営業部長のコーチングを受け、顧客ニーズをヒアリングするプロセスを体系化。2年目以降は毎年部門内トップ5入りを達成。5年間の累計売上は約3億円、新規顧客開拓件数は年平均18社。」

→ 「具体的な数字」「どうやって成長したか(コーチングを受けた)」「継続的な成果」が伝わる。採用側は「この人は、教えてもらう素直さがあって、でも自分で工夫もできる人なんだ」って思うんです。

良い例2:課題と改善プロセス
「マーケティング部で3年間、デジタルキャンペーン企画を担当。初期段階ではキャンペーンのROI測定が不十分で、上司から『結果が見えない』との指摘を受けました。これをきっかけに、Google Analyticsと営業データを連携するダッシュボードを構築。以降、キャンペーンのROIを可視化でき、月ごとの改善PDCAが回るようになりました。結果、昨年度のキャンペンピーク時のROIは前年比150%達成。」

→ 「自分の課題を認識して、改善した」「データを活用して問題を解決した」「素直に指摘を受けた」が伝わる。この人は「環境に合わせて自分を改善できる人」だって採用側は思うんです。

ワーママならではのポイント

ワーママの職務経歴書ってね、ちょっと特殊な工夫が必要だと思うんですよ。なぜなら、採用側は「あ、この人、育児と仕事の両立してるんだ」「でも、この人は成果出してるんだ」ってところを見てるんです。

だからね、単に「育児と仕事を両立させました」ってだけじゃなくて、「限られた時間の中で、どう効率的に成果を出したか」ってのを書くといいと思うんですよ。

例えば「営業成績は年間120%達成。育児中は、営業時間を9:00-17:00に限定する中での達成」みたいに書くと、採用側は「あ、この人は時間が限られてるのに成果出してるんだ。効率的に仕事してるんだ」って思うんです。

あと、ワーママだと「育児で休むことがある」「時短で働いてた時期がある」みたいなキャリアの空白や変則性があるんですけど、そこを「マイナス」じゃなくて「工夫の証」として書くといいと思うんですよ。「時短勤務期間中は、効率化に注力し、営業成績は前年比95%を維持」みたいにね。

あとがき

採用担当として毎日大量の職務経歴書を見てると、本当に「この人、採りたい」って思う人と「まあ、平均的ですね」って思う人に二分されるんです。そして、その差って「数字があるか、ないか」「具体性があるか、ないか」「素直さが伝わるか、伝わらないか」っていう、ほんの数個のポイントなんですよ。

つまり、工夫次第で職務経歴書は絶対に良くなるんです。完璧じゃなくても、リアルな課題と改善プロセスが書いてあれば、採用側は「お、この人、面接したいな」って思うんですよ。

だからね、職務経歴書を書く時は、テンプレートに頼らず、「採用側が知りたいこと」を想像してみてください。「この人、どんな風に仕事してるんだろう」「困った時には、どう対応する人なんだろう」「自分の成果を客観的に見ることができる人なんだろうか」って。そういう視点で書くと、きっと採用側の目に止まる職務経歴書になると思います。

職務経歴書の「採りたい度」チェックリスト

自分の職務経歴書を書いた後に、以下のチェックリストで確認してみてください。採用側が「この人、採りたい」と思う要素がいくつ入ってるか。

  • □ 数字(売上、件数、削減率など)が具体的に入っているか
  • □ 「どうやって成果を出したか」というプロセスが説明されているか
  • □ 失敗や課題と、そこからの改善が書かれているか
  • □ テンプレートをそのまま使っていないか(カスタマイズされているか)
  • □ 会社や職種に合わせた内容になっているか
  • □ 1つの職務経歴が3~5行で完結しているか(簡潔性)
  • □ 素直さ・謙虚さ・向上心が伝わる表現になっているか
  • □【ワーママなら】限られた時間内での成果が明記されているか
  • □【ワーママなら】時短勤務期間の実績が書かれているか
  • □【ワーママなら】育児との両立で工夫したプロセスが書かれているか

このチェックリストで6個以上チェックが入れば、採用側の目に止まる職務経歴書の可能性が高い。5個以下なら、もう一度見直してみることをお勧めします。採用担当として、「あ、この職務経歴書はいいな」って思う時は、大体この10項目がきちんと入ってるんです。

📌 職務経歴書作成のサポートなら

リクルートエージェント:採用側の視点を持つキャリアアドバイザーが、職務経歴書の添削・改善をサポート。「採りたい」と思わせる職務経歴書の作成方法を直接指導してくれます。

doda:職務経歴書テンプレートだけでなく、キャリアアドバイザーとの面談で「あなたの強み」を引き出してくれるので、自分の価値を最大限に表現する職務経歴書が作れます。